70年代 京都 甲斐扶佐義写真集(電子本)
"70's Kyoto", Kai Fusayoshi (e-book)


写真:甲斐扶佐義
発行所:ペンシルランド
定価:824円
発行日:2017.9
販売:Amazon Kindle
(55pages/日本語/English)


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追憶のほんやら洞
編著者:甲斐扶佐義
発行所:風媒社
定価:1,800円+税
発行日:2016.4
(A5判変形/並製/304頁)
ISBN978-4-8331-3171-1

寄稿者68名
八文字屋で購入&注文すると、小口に「ひとまず閉店」の押印付き

1972年春、京都最大の学生街に
風がわりな喫茶店が出現した。
店には行列ができ、
ミニスカ・ノーブラの女たち、
長髪に髭モジャ男が働く。
輪転機、旋盤が無造作に置かれた店の片隅で
愛を、わいせつを、原発を語り、
自作詩を朗読し、シンガーが新曲を披露する。
──「ほんやら洞」とは何だったのか?
2015年の焼失まで、
それぞれの時代に其処に通った68人が
それぞれの「ほんやら洞」を追憶する。

〈執筆者〉
ジェローム・ブルベス(アニメーション作家、九州産業大学准教授)/宮沢章夫(劇作家・演出家・作家)/神田稔(アジア系アメリカ研究、移民研究、会社役員)/荻野晃也(伊方原発訴訟、狭山裁判、電磁波環境研究所)/依田高典(京都大学大学院経済学研究科教授)/中川五郎(シンガーソングライター)/やんそる(Books×Coffee Sol. 店長)/木戸衛一(大阪大学)/鈴木隆之(建築家、小説家、京都精華大学教授)/松隈洋(京都工芸繊維大学教授)/飛鳥井佳子(向日市会議員)/渡辺浩平(北海道大学教授)/西成彦(イディッシュ文学、立命館大学教授)/切通里香(フリーライター)/アンドレアス・クレシグ(インスタレーション作家)/谷川渥(美学者)/萩原健次郎(詩人)/佐藤由美子(トランジスタ・プレス)/世良田律子(フリー校正者)/津村喬(気功家)/浮田哲(テレビディレクター、羽衣国際大学教授)/浮田潤(関西学院大学文学部教授)/豊田勇造(シンガーソングライター)/白山映子(東京大学大学院教育学研究科博士課程院生)/清水哲男(作家)/田中国男(詩人、画家)/土肥真人(東京工業大学社会工学専攻准教授)/佐藤守弘(京都精華大学デザイン学部教員)/稲山聖修(日本基督教団泉北ニュータウン教会牧師)/高山富士子(ライター、フォークソング運動)/宮原麻美(中学校教師)/木須井麻子(元八文字屋アルバイト)/野口修(つくばみらい市議)/内村育弘(シンガー、電気屋)/柳生邦子(看護師、元毎日新聞記者)/賀川真(元学友会中央委員長、広告代理店経営)/瀧津孝(ライトノベル作家)/井上章一(国際日本文化研究センター)/加藤学(映像プロデューサー)/アリステア・スウェール(ワイカト大学人文学部メディア学科上級講師)/中村勝(元京都新聞編集委員)/三上晋司(作曲家)/渡辺修(時事通信記者)/永澄憲史(元新聞記者)/吉田孝光(絵描き)/ロジェー・ワルッヒ(映像作家、ピアニスト)/東義久(小説家)/申芳礼(美術家)/上田晃久(漫画家)/中川萌子(京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程)/津田篤太郎(聖路加国際病院リウマチ膠原病センター副医長)/宮越明子(詩人)/飯田朔(塾講師)/草壁カゲロヲ(VOGA座長・役者)/呉昊(パリ第八大学、水墨画家)/脇坂崇平(理化学研究所・認知心理学)/中村真夕(映画監督)/石井窓呂(編集者、学芸員、脚本家)/扉野良人(僧侶)/忠田愛(画家、京都造形芸大・京都嵯峨芸大講師)/セレン・チャルク(京都精華大学マンガ研究科)/レオポール・ダアン(漫画研究)/呉ジンカン(総合マンガ誌キッチュ責任編集)/菅谷奈緒(プログラマー)/渡瀬千尋(会社員、主婦、パーカッショニスト)/牧野真平(WIREDライター)/浜田佐智子(ブックデザイナー、甲斐助手)/甲斐扶佐義(写真家、ほんやら洞・八文字屋店主)

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ほんやら洞日乗
著者:甲斐扶佐義
発行所:風媒社
定価:2,000円+税
発行日:2015.4
(四六判/並製/660頁)

*ほんやら洞炎上前後の385日の日記をまとめた、甲斐扶佐義初の文字本。

—ほんやら洞の二階の部屋がいまでもありありと目に浮かぶ。あの部屋は私の思い出の中では焼失してなどいない。あのままの姿で保たれているのだ。(ジャン=フィリップ・トゥーサン)

1972年、京都の学生街に岡林信康、中尾ハジメらが開店した喫茶店「ほんやら洞」。詩人、在野の学者、反戦運動家らの活躍の場として、内外の文化人から愛された伝説の“カウンター・カルチャーの拠点”であった。2015年1月、惜しくも火事で突然消滅した「ほんやら洞」最後の1年の激動を、写真家である店主が綴る。

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→ほんやら洞のホームページを参照

▶︎石川文洋 著「写真は心で撮ろう」(岩波ジュニア新書)
第6章『アマチュアの写真集から』(p.76-80)より引用

『八文字屋の美女たち』甲斐扶佐義・写真

(八文字屋刊、1994年)

 八文字屋は、京都の木屋町にある酒場です。作者の甲斐さんはそこの店主で、1949年生れ、大分県の出身です。
 4、5年ほど前に京都に寄ったとき、「写真の好きな男がいる」ということで友人にさそわれ、その店に行きました。本やいろいろなものが座席のあいだに積み上げられ、大散らかしの店でした。店主はカウンターの内側でツマミをつくり、グラスを洗い、そのあいまに一杯やっており、アルバイトらしい女性が手伝っています。客は連れと、それぞれ勝手に呑んでいます。私はカウンター席に座り、すこし話をしましたが、ボソボソと口数の少なく摑みどころのないような感じで、おもしろい人だと思いました。
 そのとき、この写真集を買ったか、もらったかしたのです。甲斐さんの写真集は手もとに9冊ありますが、どれがもらったものであるかは忘れてしまいました。著者は、自分の本は割引で出版社から買うことができますが、高い経費がかかっていますし、自費出版となると出費はなおさらです。私はできるだけ、お金を払って本を買うようにしています。94年版は3500円で、四六判138ページ、モノクロです。裏は白紙で写真説明がついています。魅力ある女性たちが、大勢登場しています。
 『八文字屋の美女たち』は、94年版以降も毎年出版されていて、そのたびに魅力ある人々がページを飾っています。そこに登場するすべての人が、自然な表情をしているのが良いのです。これは撮影者に対して、人々が気持を開放しているからです。まさしく甲斐さんが心で撮った写真集といえます。店で撮った写真は、呑んでいい気分になっている女性たちの心境が、写真に表れています。おそらく撮っている甲斐さんにも、お酒が入っているのでしょう。
 甲斐さんのカメラは古い「キャノンFT」で、レンズは標準の50ミリ一本です。彼の写真の世界は、このカメラとレンズの組み合わせから生まれています。50ミリレンズを使うのなら、ライカのM型にしたら“かっこいい”だろうと思いますが、彼はこの旧式カメラを使うのです。あれこれとカメラの機種やレンズを換えるより、レンズをひとつに決め、そこから生まれる影像をしっかり自分の表現方法とすることも、たいせつだと思います。
 いったい甲斐さんはアマチュアなのでしょうか、プロなのでしょうか。彼は、1977年に初めての写真集『京都出町』を出版、『笑う鴨川』(リブロポート)、『地図のない京都』(径書房)、『美女365日』(東方出版)、『京都 猫の泉』(白地社)、『On reading』『ツー・ショット』(いずれも光村推古書院)など、すでに34冊の本(うち26冊は自費出版)を出版しています。なかには、有名な出版社から刊行された写真集も少なくありません。また、『京都新聞』に連載もしていて、実績からいえばプロ中のプロと言えます。
 しかし、私たちのように撮影で生活し、それを成り立たせようとあくせくしているプロとちがって、酒場「八文字屋」の収入で生活し、写真はマイペースで好きな対象を選んで撮っている点ではアマチュアです。文字だけの本より、写真集は出版にお金がかかります。彼は出版社の印税と店の収入から、生活費以外のすべてを、大出費が確実の自費出版にあて、次々と写真集を出したのです。私は、甲斐さんはアマとプロとの“谷間”で仕事をしている理想的なカメラマンだと考えています。
 自分をプロ、アマどちらと考えているか、甲斐さんに聞いてみました。
「そういうことは、あまり考えたことはないですね。プロとアマのちがいは、プロカメラマンは写真で“食べて”いるのではないですか?」
「出版社からもたくさん本を出されていますが、カメラだけで生活できると思いますか?」
「できないでしょう。撮った人に写真や写真集をあげたりすることが好きだからです」
「なぜ古いカメラを使っているのですか?」
「カメラを買ったことがないのです。17年前にガールフレンドからもらった中古のカメラを使っているのです。その前も、もらったニコマートでした。新しいカメラを買うお金もないし」
「写真集には大勢の人物が登場しますが、そのようなモデルとどのように出会ったのですか?」
「ほとんどが店のお客さんか、友人の友人です。一日3、4時間、京都市内を自転車でまわっているので、その人たちと道でぐうぜんに会うことも多く、そのときに撮影します。あとは店で」
「みんないい表情ですね。何かコツがあるんですか?」
「一緒に酒を呑んだり話したりしている人が多いので、気軽な気持でいるのでしょう」
甲斐さんは撮影を、写真集づくりを楽しみ、その本を人にあげて、またよろこんでいます。店の経営もそう楽なことではないでしょう。生活のために仕事で苦労し、写真は楽しむ―この方法を私は皆さんに薦めたいのです。








お知らせ&イベント

(9/24更新)

カイ日乗 7/21〜8/31まで更新しました。

★「GRAPHICATION2 No.16」(電子版)に、「対抗文化のなかの『ほんやら洞』」が掲載されました。(下の画像をクリックするとWEB版をご覧いただけます)

・PCで閲覧する場合は、富士ゼロックスHPから、パソコンでご覧になる場合はこちらから電子版16号(2018年6月号)」のリンクをクリックするとWEB版がご覧になれます。

・無料アプリ(電子書籍版)のダウンロードについては、下記URLをご参照ください。タブレット端末やスマホでご覧いただけます。
http://www.fujixerox.co.jp/company/public/graphication/g2/

CNNのネット記事にほんやら洞のインタビューが掲載されました。


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紹介記事


2018.6.15「GRAPHICATION2 No.16」
・対抗文化のなかの「ほんやら洞」を寄稿しています。


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タブレット端末やスマホ(画面が小さくなりますが)でご覧いただけます。
http://www.fujixerox.co.jp/company/public/graphication/g2/

2016.7.22「週刊金曜日」


2016.7.1 「週刊ポスト」

2016.6.25 「図書新聞」

Kyoto Journal 82

2015.4.12.朝日新聞名古屋版「+C」

2015.4.13.大分合同新聞

★ネット記事はこちら

2015.4.19.朝日新聞京都版

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